2021.01.22(金)

大日向そば活性化組合(上田市)と

長野県工業技術総合センターが

令和2年度「ふるさとづくり大賞」受賞

   全国各地でふるさとをより良くしようと頑張る団体、個人を表彰する、令和2年度「ふるさとづくり大賞」の総務大臣賞を県内の団体が受賞した。県内の団体が同賞を受賞するのは、平成28年度以来になる。
   ふるさとづくり大賞の趣旨は、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図るため、全国各地でふるさとをより良くしようと頑張る団体、個人を表彰す流もので、昭和58年度より実施しており、実施主体は総務省だ。
   令和2年度表彰団体は、内閣総理大臣賞の最優秀賞1名、総務大臣賞の優秀賞が2団体、団体表彰が13団体、地方自治体表彰が6団体、個人表彰が6名、奨励賞1名となっている。県内の受賞者は、総務大臣賞の団体表彰が大日向そば活性化組合(上田市)、地方自治体表彰が長野県工業技術総合センターだ。
<受賞者の概要等>

[大日向そば活性化組合]
「大日向そば活性化組合」が活動している地域は、山が急峻で平坦な農地が少なく、経営規模の 小さな兼業農家がほとんどである。このため就職で集落を離れていく若者が増え、農業後継者不足が深刻化し、遊休荒廃農地が年々増加していた。このため蕎麦打ちの風土を継承し、遊休荒廃農地の増加に歯止めをかけたいとの思いから、平成16年「大日向そば活性化組合」を設立し、遊休農地で蕎麦(信濃1号)の栽培を始めた。補助金に頼らず、新たなイベントにも取り組み、活動範囲やメンバーを増やしつつ、近隣の自治会にも波及効果をもたらした点などが評価された。
[長野県工業技術総合センター]
   長野県には豊かな自然など地域資源が多数存在している。その優位性を活かし、他にはない魅 力ある商品づくりを支援するため、「地域資源製品開発支援センター」を平成20年にスタートし た。以降、豊富な地域資源に付加価値を高めるためのデザイン開発等による商品化を支援する活 動を12年間以上にわたり継続して取り組み、地域を代表する新たな食品開発や伝統的工芸品などこれまでに420件の商品化実績を有している。商品開発に非常に大きな成果が上がっている点や商品化の件数がとても多く確かな実績がある点が評価された。
<(参考)最近の県内受賞実績>
  なお、今年度の表彰の式典は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となった。表彰状等の伝達機会については決定次第お知らせする。
(総務省のHP) https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei09_02000087.html
 
   この件のお問い合わせは県企画振興部 地域振興課活力創出係 (課長)山田明子 (担当)楢原輝まで(電話026-235-7021   FAX026-232-2557   E-mail katsuryoku@pref.nagano.lg.jp)。