2024.03.15(金)

茅野市内の飲食店で
ノロウイルスによる食中毒
発生

   諏訪保健所は本日、茅野市内の飲食店「創作料理 月乃夢」を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の営業者に対し令和6年3月15日から令和6年3月17日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は3月9日に当該施設で調理し、提供された食事を喫食した4グループ16名中の2グループ10名で、環境保全研究所が行った検査により、 患者便及び調理 従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
   この食中毒は令和6年3月11日の午前11時頃、医療機関から「嘔吐、下痢を呈する患者2名を診察した。2名は3月9日の昼に茅野市内の飲食店において7名で会食しており、うち複数名が発症しているとのことである」 旨の通報が諏訪保健所にあった。
   諏訪保健所による調査結果によると、患者は3月9日に当該施設で調理し、提供された食事を喫食した4グループ16名中の2グループ10名(茅野市、松本市在住)で、3月10日午後2時頃から下痢、嘔吐、発熱などの症状を呈していた。
   患者は当該施設で調理し、提供された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、諏訪保健所は当該施設で調理し、提供された食事を原因とする食中毒と断定した。   
   参考まで主なメニューはタラの酢漬け、クリームチーズムース、蒸し鶏スモークソース、刺身(エビ、 スズキ、マグロ、ホタルイカ、イクラ)、エビチリ、牛肉煮込み、寿司(蒸しエビ、マグロ、ホッキ貝、タイ)、あんみつ等であった。
   長野県内(長野市•松本市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和5年度10件187名(うち長野市•松本市)(3件)(30名)、令和4年度(うち長野市•松本市)12件(1件)167名(1名)となっている。
 
   この件のお問い合わせは諏訪保健所 食品•生活衛生課 食品•動物衛生係 (担当)福井、橋詰、百瀬まで(電話0266-57-2929<直通>  0266-53-6000<代表>内線2250  FAX0266-57-2953         E-mail suwaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。