2024.03.22(金)

エイブル白馬五竜、23-24シーズンのスキー場来場者数が過去20年
最高を記録。前年同時期比123%と好調、売上も過去20年において
最高額を達成しサービス向上に還元(五竜)


   (株)五竜(長野県北安曇郡白馬村、伊藤英喜代表取締役社長)が運営するスキー場「エイブル白馬五竜」は、2023年11月から2024年2月末時点までの来場者数が過去20年最高を記録し、ウィンターシーズン半ばにしてすでに昨シーズンを上回る売上を達成した。シーズン前半までの中間報告として、営業実績や今季の取り組みについてお知らせしている。
来場者数・売上額が過去20年間最高を記録したスキー場「エイブル白馬五竜」
   2023-24冬季シーズンのスキー場「エイブル白馬五竜」は2023年11月30日より営業を開始し、2024年2月末までの時点でエイブル白馬五竜とエイブル白馬五竜IIMORIを合わせた来場者数が昨シーズンの来場者数を上回り、過去20年間の同じ期間と比較したときの最高値を記録、前年同時期との比較では123%となった(*1)。
   そのうちオンラインチケットの販売数が14%と、昨年の4%から大きく伸ばすことができ、今年から特にオンライン販売に力を入れてチケットセンターの混雑を緩和できた多くのお客様を受け入れる体制ができたことも、成果に繋がったひとつの要素と考えられるる。また、今シーズンはリフト券価格を大人1日券で6,000円から7,500円に値上げしたこともあり、(株)五竜としての同期間の売上額に関しても過去20年間において最高額を記録している。
 
(*1)ウィンターシーズン前半の11~2月で比較
エイブル白馬五竜の過去20年間の来場者推移(ウィンターシーズン前半の11~2月で比較)
 (株)五竜の過去20年間の売上推移(ウィンターシーズン前半の11~2月で比較)

   下図は2月末までに「エイブル白馬五竜」を訪れたインバウンド客の国別比率(*2)。オーストラリアが37%と最も多く、続いて香港16%、シンガポール12%、中国9%、台湾8%、アメリカ8%となっている。ヨーロッパ圏からは多くはなく、中華•アジア圏からの来客が大半を占めている。白馬エリア全体としてオセアニアからの集客には成功しているため、白馬五竜としては中華•アジア圏向けのプロモーションに力を入れており、その結果がしっかりと表れた形になった。
(*2)オンライン購入における構成比

23-24シーズンにエイブル白馬五竜を訪れたインバウンド客の国別構成比(ウィンターシーズン前半の11~2月で比較)
   今シーズンはリフト券価格の値上げもあり、当社としてもお客様からの反応に不安もありながらのスタートでしたが、値上げにより利用者数が減ることはなく、逆にサービス向上に対する好意的なご意見を数多くいただいた。圧雪のクオリティや、安全を最優先に考えながらもサービスを維持する姿勢を評価していただき、どんなコンディションの日も五竜のゴンドラ•リフトは安定して営業していることが多いなどとお客様からの信頼につながった。
(参考)白馬村観光局のプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000060409.html

スキー場営業好調に寄与したと考えられる五竜の取り組み

   記録的な成果を残せた背景には、コロナによる渡航•観光制限の全世界的な解除や、インバウンド観光客の日本旅行需要増加、中華圏におけるスキー•スノーボードブームといった社会背景が挙げられる。また、白馬地域内の事業者や他スキー場の努力もあり、観光地としての「白馬」そのものの認知度や人気も高まってきたことも考えられる。外的要因の影響も大いにある中、(株)五竜としては以下のようなことに取り組んでまいりました。
①リフト券販売・レンタルのオンライン化や最新テクノロジーの導入

   事前にオンラインでリフト券を購入し、窓口に並ばず自動発券機で発券できる、オンラインリフトチケットの仕組みを導入•利用促進している。混雑緩和や発券時間の短縮によりお客様にストレスなくご利用頂くことを目的としており、利用促進の効果が見えはじめた。また、スキー・スノーボードのレンタルシステムや、キッズルームの予約等もオンラインに切り替えるなど、施設全体でテクノロジーを活用した効率化を図った。
②定期的にイベントを開催し、SNSを活用して盛り上げ
   バラエティ豊かなイベントも白馬五竜の目玉のひとつとなっている。エイブル白馬五竜には、GORYU PARK(ジブパーク)、GORYU WAVES(地形コース)、GORYU BUMPS(コブコース)などの多彩なパーク•コースがあり、それぞれの主催者によるイベントも充実している。GORYU WAVESのイベントが行われた2月23•24日はシーズン最多の来場者数を記録するなど、イベントの開催は集客に大きく貢献している。年越しカウントダウンイベントや五竜ナイトなどはインバウンド観光客からも人気の高いコンテンツとなった。

③圧雪やパトロールの努力により、高品質なゲレンデを維持
   エイブル白馬五竜では圧雪オペレーター、リフトマン、パトロールなどの熟練の現場スタッフの技術と努力により、高品質なゲレンデの提供にこだわって来た。毎朝決まった時間にSNSで積雪状況やコース状況を共有し、個性豊かなパトロール隊員たちが更新したパトロールブログをSNSでも共有している。ゲレンデ品質は定量的に示しづらい部分だが、「他が強風で止まっても五竜のリフトは動いている」「圧雪のクオリティが高く安定している」といった評価を頂くことも多く、地道な姿勢をお客様から信頼していただけていると考えられる。
   土日祝日のみの朝7時からのサンライズ営業や、毎日18時からのナイター営業も行うことで、時間帯によって雪質や景色の異なるゲレンデを提供し、何度来ても新鮮な楽しみが味わえることもファン獲得につながった。

④ベースセンター「エスカルプラザ」をはじめとした設備の利便性を向上
   地域最大級のベースセンター「エスカルプラザ」は五竜を訪れる理由のひとつになっており、今シーズンは新店舗オープンや新システムの導入など、細かなサービス改善に力を入れた。テストライドセンターを新設した「BURTON STORE」が拡大リニューアルオープンしたほか、安曇野市で人気のりんごカレー&スパイス専門店「RINGORILLA」が初出店。軽食、デザート、カフェなど気分に合わせて選べる飲食店を揃えている。また、キッズルームをアクセスしやすい場所に移動したことにより、お子様連れの利用者も目立った。
   今シーズンよりリフト•ゴンドラの運行、エスカルプラザなどの施設、その他すべての設備を再生可能エネルギー100%による運営に切り替えたことも、雪と自然を愛する皆様に白馬五竜を選んでいただける理由のひとつになったと考えている。

⑤優秀なスタッフの貢献と、営業推進部の国際化によるインバウンド誘致強化
   冬季シーズン開始を前に採用特設サイトを立ち上げ、目標としていた180人の冬季スタッフの採用に成功した。リフト券値上げ分を給与に反映させることで、スキルを持った優秀なスタッフからの応募も多く、万全な体制でウィンターシーズンに入ることができた。
また、(株)五竜の営業推進部では、6名中3名が海外(中国・香港・台湾・イギリス)にルーツがあるスタッフとなっており、現地向けのプロモーションやイベントに冬前から力を入れてきたことも、インバウンド観光客の誘致に繋がった。同スキー場は白馬内の他スキー場に比べて中華•アジア圏からの来場者割合が多く、中華圏で縁起が良いとされる「竜」が名称に含まれていることから、竜をモチーフにしたイベントコンテンツやプロモーション施策も考案した。英語・中国語・日本語が堪能で文化背景を深く理解したスタッフの活躍があった。

3月も積雪あり!3月15日(金)よりリフト券を春料金にて販売中

   今シーズンは暖冬により雪の少ない状況が続いたが、3月に入ってから降雪があり、同スキー場はまだまだ十分な雪があり楽しんでいただける状況だ。GW最終日の5月6日までの営業を予定しているが、ナイター営業は3月末で終了するほか、エスカルプラザも4月以降は時間を短縮して営業する。営業状況をご確認のうえ、お早めの来場をご検討下さい。
   また、3月15日(金)以降はリフト1日券が春シーズン料金に切り替わる。大人1日券は7,500円から6,500円となり、お得に滑れるチャンスとなりますので、こちらもあわせてチェックしてご利用下さい。
    リフト券詳細ページ:https://www.hakubaescal.com/winter/tickets/lift/
   エイブル白馬五竜では、営業最終日までコンディションを整え、皆様に最高のサービスをご提供できるよう努めている。グリーンシーズンには白馬五竜高山植物園として、色とりどりの植物が芽吹くまた違った表情をお楽しみいただけるようにもなるので、春以降の白馬五竜にも是非ご注目下さい。

(株)五竜およびマウンテンリゾート「白馬五竜」について
   (株)五竜は長野県北安曇郡白馬村において、ウィンターシーズンにはスキー場「エイブル白馬五竜」を、冬季以外のグリーンシーズンにはスキー場の一部を「白馬五竜高山植物園」として運営している。通年営業のマウンテンリゾート「白馬五竜」として、ここにしかない雄大な北アルプスの大自然を守りながら大切に管理•手入れし、四季折々の表情を最大限に楽しんでいただくお手伝いをしている。
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
TEL:0261-75-2101
アクセス:東京方面から約4時間、名古屋方面から約3.5時間、大阪方面から約5.5時間
公式HP:https://www.hakubaescal.com
植物園公式HP:https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/
採用特設サイト:https://www.goryu-hakuba.com/recruit
【白馬五竜高山植物園概要】
   標高1515mの山頂エリアに広がる日本最大の高山植物園。8人乗りゴンドラ「テレキャビン」に乗って約8分で到着し、6月から10月にかけて300種以上200万株の高山植物をお楽しみ頂ける。冬はスキー場として営業するが、スキー場開発によりこの土地が本来もつ植生を失うことのないよう、20年以上にわたり丁寧に管理して守ってきた歴史がある。長野県はその特異な地理により、南北東西の異なる環境で生息する高山植物が国内で最もミックスして植生する土地だ。明治時代から識者に指摘され、正式に植物園協会に登録された同園では、その貴重で稀有な植物たちをを間近で観察できる博物館のような存在を目指している。
【エイブル白馬五竜概要】
   長野県北部北アルプス山麓に位置し世界有数のパウダースノーに恵まれたスキー場。併設のスキー場Hakuba 47 Winter Sports Parkと合わせて一山のスキー場では長野県来場者数トップ。夏季はスキー場の一部が国内最大の高山植物園「白馬五竜高山植物園」となる。昭和45年創業以来革新的な経営を続け、東洋初のテレキャビンを導入、高山植物園の造成、恋人の聖地第一号選定、国内唯一スキー場でのISO14001取得や再生可能エネルギー100%営業などの歴史がある。地域環境の特性を活かし地元に根付いた年間観光を目指して、持続可能性のある観光索道業を継続している。
【(株)五竜会社概要】
社名:株式会社五竜
代表:代表取締役 伊藤英喜
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
設立:昭和45年8月
資本金:1,000万円
事業内容:スキー場•高山植物園の経営
お問い合わせ先:info@hakubaescal.com