2026.01.26(月

<外食市場12月の動向>
年末の家族需要と小グループの
忘年会が好調、外食需要は堅調

   一般社団法人日本フードサービス協会(略称JF=ジェフ 本部東京都港区 久志本京子会長)は 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2025年12月度の集計結果をまとめた。「外食産業市場動向調査」は新規店も含めた「全店データ」を業界全体及び業態別に集計している。

   12月の全体概況は、年末の休みが長くなったことから、年末中心に家族客などの外食需要が好調となったほか、今や忘年会の主流となった小グループや個人の宴会が、月後半から年末の休みにかけて好調で、飲酒業態の客数を押し上げた。インバウンド需要は中国からの団体客の減少が見られたものの、インバウンド全体としてはおおむね堅調客単価の上昇、FF業態の堅調、FR低価格業態の堅調などにより、売上げは106.0%となった。
   業態別概況のFFは全体売上げ105.8%となった。洋風は期間限定商品やクリスマス前後のチキンなどが好調で、売上げ106.4%。和風は主要メニューに他商品を付けた期間限定メニューなどが好評で、売上げ108.2%となった。
   麺類はラーメンの季節メニューやアルコール販 売が好調で、売上げ105.3%。持ち帰り米飯/回転寿司は、年末の休みを中心に回転寿司が家族客などで賑わ った一方、持ち帰り米飯は客数の低迷が続き、売上げ101.0%。その他はアイスクリームのクリスマスケーキが売れ行き好調、売上げは105.2%となった。
   ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上げは105.8%となった。洋風は前年のお得なキャンペーンの反動で客数が落ちたところもあったが、低価格業態の集客好調が続き、売上げ105.6%。和風は年末を中心にロードサイド店で家族客が増え、客単価の上昇とあいまって、売上げ106.7%。中華はお得なランチメニューと店舗増で、売上げは105.5%となった。焼き肉は年末の休みを中心に集客し、売上げは105.0%となった。
   パブ・居酒屋業態の飲酒業態は、月前半に伸び悩んだが、後半に回復。特に多くの企業の仕事納めとなった26日を中心に集客が好調で、客数は103.9%となった。また、忘年会は法人などの大型宴会が少なくなり、個人や小グループでの宴会が 定着する中で年末の休みには個人客を中心に郊外や繁華街でも集客好調、売上げは106.3%。
   ディナーレストラン業態は個人や家族などの小グループの宴会が好調。月後半を中心に、週末やクリスマス、年末の休みなどで客足が伸び、売上げは107.6%となった。中国からの団体客の減少により、京都や大阪などの観光地ではマイナスの影響がみられたものの、他地域からのインバウンドは引き続き好調で、外食全体への影響は限定的であった。喫茶業態の一部では、値上げが一巡し、客数が戻ったところもあったが、観光地での集客が弱いところがあり、売上げは客単価の大幅増に支えられて108.2%となった。

   この件のお問い合わせはJF事務局松崎、石井まで(電話03-5403-1060)。