2018.04.02(月)

ワタミファーム白浜農場•山武農場(千葉県)にて

JGAP認証取得食品の安全•安心•環境保全を目指し

全12農場での取得を目指す(ワタミ(株))

  ワタミ(株)(東京都大田区、清水邦晃代表取締役社長)のグループ会社、農地所有適格法人(有)ワタミファーム(千葉県山武市、磯野健雄代表取締役社長、以下ワタミファーム)は、千葉県南房総市で運営しているワタミファーム白浜農場(早藤勝農場長、以下白浜農場)、千葉県山武市で運営しているワタミファーム山武農場(岡田拓也農場長、以下山武農場)の2農場で、インターテック•サーティフィケ―ション(株)よりJGAP認証を取得した。認証取得日は白浜農場が2月21日、山武農場が3月13日だ。ワタミファームでの認証取得は大分県臼杵市の臼杵農場と合わせて3農場となった。ワタミファームでは国内にある全農場•牧場でJGAP認証取得を目指す。
 
■有機農業での経験を活かしてJGAP認証取得
  JGAP(Japan Good Agricultural Practice)は、農林水産省が推進している農業生産工程管理手法だ。認証品目は白浜農場が青果物のしょうが、だいこん、リーフレタス、山武農場が青果物のにんじんだ。今後、白浜農場、山武農場では、JGAP認証の取得農場として、より一層、食品の安全•安心、環境保全、品質向上、農業経営の改善などに取り組んでいく。
  ワタミグループでは、「お客様に、安全•安心に配慮した食材を使った料理を提供したい」との思いを実現するべく、2002年より農業に取り組んでいる。2017年11月からJGAP認証の取得を進めており、全国の全12農場でもJGAP認証を取得することで、より信頼性の高い生産管理体制を構築して安全な農作物の生産に取り組んでいく。

ワタミファーム白浜農場(千葉県)


 

■JGAP認証
  JGAPは農林水産省が推進している農業生産工程管理手法で、ヨーロッパを中心に広まっているGLOBAL GAPを日本の指針に合わせて整備したもの。JGAP認証農場では、食品の安全性、労働安全、環境保全などの条件を満たしている必要がある。JGAP認証取得には、第三者機関が実施する適合基準の審査を経なければならない。オリンピック•パラリンピックの選手村で食材を提供するためには、GLOBAL GAP、JGAP、都道府県GAPなどの認証が求められる。
 
■農地所有適格法人 (有)ワタミファーム
  2002年、「日本に有機農業を広げていくこと」を目的にワタミグループ念願の農業進出の第一歩として(有)ワタミファームを設立し、千葉県山武市に第一農場•山武農場を開設。創業当時から、堆肥の投入、緑肥の栽培、輪作体系の維持を続け、土づくりを進めてきた。
  現在は、北海道から九州まで全国各地において12カ所で農場•牧場を展開(約630ヘクタール/有機認証圃場181ヘクタール)、野菜•鶏卵•乳牛などを育てている。有機認証圃場としては日本有数の規模だ。
  有機農業を全国各地で発展させ、環境負荷の低減、地域の活性化につながる持続可能な社会づくりを目指している。国内外食店舗では、ワタミファームや契約生産者様が栽培した有機農産物および特別栽培農産物等を積極的に使用している。
 

会社概要
商号:農地所有適格法人 有限会社ワタミファーム
設立:2002年4月18日
資本金:3百万円
所在地:〒 289-1226 千葉県山武市横田191
代表取締役社長:磯野健雄
 
  ちなみにワタミ(株)(http://www.watami.co.jp/)は飲食店で、本社を東京都大田区羽田1-1-3に置く。電話番号は03-5737-2288、代表者は清水邦晃氏、上場は東証1部、資本金は44億1000万円。