2021.04.02(金)

令和3年度遺伝子組換えイネ等の第一種

使用等(※)による栽培に関する実験計画書の

公表及び説明会を4月21日に開催(農研機構)

   令和3年度に予定している遺伝子組換えイネ等(スギ花粉ペプチド含有イネ、ノボキニン蓄積イネ、広範な病害抵抗性イネ及びシンク能改変イネ)の隔離ほ場における栽培について、別紙のとおり栽培実験計画書を公表する。
   スギ花粉ペプチド含有イネは、スギ花粉アレルゲンに由来する7種類のT細胞エピトープを連結させた人工ペプチドを可食部(胚乳)に蓄積したイネである。ノボキニン蓄積イネは、ラットへの経口投与試験において、高血圧時特異的な血圧降下作用を示すノボキニンペプチドを可食部に蓄積したイネだ。
   広範な病害抵抗性イネは、イネのタンパク質リン酸化酵素遺伝子BSR1を発現させた、複数の病害に対して抵抗性をもつイネである。ゲノム編集技術により作出されたシンク能改変イネは、籾数と籾のサイズを制御する遺伝子に特異的な変異を導入し、穂重と籾重を増加させることでシンク容量と収量の向上を目指したイネだ。
   この件について、令和3年4月21日(水曜日)に説明会を開催する。
   栽培実験計画書の公表先は、農研機構ウェブページURL: http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/nias/gmo/news/press/index.html
   説明会は事前に参加申し込みが必要となる。開催日時は4月21日(水曜日)13時00分~15時00分(12時45分受付開始)。会場は茨城県つくば市観音台2-1-2 農研機構観音台第2事業場 次世代作物開発研究センター 第2本館3階大会議室となっている。
   申込方法は4月16日(金曜日)17時までに問い合わせ先に電話又はE-mailにて、参加者の氏名、連絡先等を連絡する。申し込みを受け付け次第、折り返し申し込み受領の連絡をさし上げる。
※4月19日(月曜日)15時までに申込み受領の連絡がない場合は、同日16時までに電話により確認をお願いします。
参加希望の方は必ず事前にお申し込み下さい。庁舎管理の都合上、事前申込みされていない方
   の入場はお断りいたします。付添の方も漏れなくお申し込み下さい。
新型コロナウイルス感染症対策として、参加者数を会議室の収容可能人数の半数以下(50名以下)
   に制限させて頂く場合があります。
当日参加される方は、マスクを着用してご来場いただき、会場では検温、アルコールでの手指消
   毒等にご協力ください。発熱等体調不良の場合はご参加をお控えくださいますよう、お願い申
   し上げます。
※第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用農研機構
 
<参考資料>
   農研機構は令和3年3月26日(金曜日)に、スギ花粉ペプチド含有イネ、ノボキニン蓄積イネ、広範な病害抵抗性イネ及びシンク能改変イネの隔離ほ場における栽培に関する「栽培実験計画書」を公表した。この栽培実験計画書は以下のとおりです。
 
栽培実験計画書
∇ スギ花粉ペプチド含有イネ(7Crp、2mALS、Oryza sativa L.) (Os7Crp2)の栽培(別紙1) 【PDF:893KB】
∇ ノボキニン蓄積イネ(nfGluA2, Oryza sativa L.)(OsNV3)の栽培(別紙2)【 【PDF:806KB】
∇ 広範な病害抵抗性イネ(BSR1遺伝子発現イネ、Oryza sativa L.)の栽培(別紙3) 【PDF:806KB】
∇ シンク能改変イネ(Oryza sativa L.)の栽培(別紙4) 【PDF:806KB】
 
   この件のお問い合わせ先は農研機構 生物機能利用研究部門 研究推進部研究推進室まで(電話 029-838-6005   E-mail :
nias-kumikae@ml.affrc.go.jp)。