2022.12.23(金)

令和4年度我が国周辺水域の水産資源に関する評価結果公表(水産庁)
(マダラ、アカガレイ、ソウハチ、マガレイ、サワラ、イカナゴ、マダイ
べニズワイガニ、ヒラメ、トラフグ、マサバ、ゴマサバ、ホッケ)

   国立研究開発法人水産研究•教育機構において、令和4年度の資源評価対象魚種192魚種のうち、マダラ、アカガレイ、ソウハチ、マガレイ、サワラ、イカナゴ、マダイ、ベニズワイガニ、ヒラメ、トラフグ、マサバ、ゴマサバ、ホッケの13魚種20系群の資源評価結果が取りまとめている。<趣旨>
   水産資源の適切な保存及び管理に資するため、国立研究開発法人水産研究•教育機構及び関係都道府県の試験研究機関等からなる共同実施機関への事業委託により、毎年、我が国周辺水域の主要な水産資源について資源調査•評価が行われ、結果が公表されている。
   今回13魚種20系群について、令和4年度資源評価結果の概要及び詳細が国立研究開発法人水産研究•教育機構のホームページに公表された。国立研究開発法人水産研究•教育機構HP(https://www.fra.affrc.go.jp/shigen_hyoka/SCmeeting/2019-1/)。
<資源評価の概要>
   13魚種20系群のうち、アカガレイ日本海系群等7魚種10系群については、MSYベースの資源評価結果が新しく公表された。このうち、ヒラメ日本海中西部•東シナ海系群、トラフグ日本海•東シナ海•瀬戸内海系群、トラフグ伊勢•三河湾系群の2魚種3系群については過去の加入量をもとにした管理基準値案が提案され、ソウハチ北海道北部系群、マガレイ北海道北部系群の2魚種2系群については、余剰生産量モデルに基づき、MSYベースの目標管理基準値案と神戸プロットが示された。
   併せてマサバ太平洋系群等3魚種5系群について、MSYベースの資源評価結果が昨年度から更新された。またマダラ北海道太平洋、マダラ北海道日本海、サワラ日本海•東シナ海系群、イカナゴ瀬戸内海東部系群、ベニズワイガニ日本海系群の4魚種5系群については、資源量指標値の推移から資源状況及び資源管理目標値案が新しく公表された。
 
表:資源評価結果が公表された魚種のうち、MSYベースの資源評価結果が公表された魚種と資源評価結果

マサバ、ゴマサバを除く魚種については、今後、水産庁と上記の共同実施機関と漁業者を含む利害関係者等で、資源管理目標や漁獲シナリオ等について検討することとされている。
 
   この件のお問い合わせは(資源評価結果の公表について)水産庁 増殖推進部 漁場資源課 (担当)加賀、追中、大南まで(電話03-3502-8111<代表>内線6800   ダイヤルイン03-6744-2377)。(資源評価結果の内容について)国立研究開発法人 水産研究•教育機構水産資源研究所 (担当)上原、西田まで(電話045-788-7615<代表>内線7960)。