ソーシャルメディアの口コミからコンビニコーヒーの話題を調査

セブンはコスパ、ローソンはグッズ、ファミマは無料トッピング
3社に共通なのは、価格の安さだけではなく、味も十分美味しい

2014.06.27(金)

  (株)ホットリンク(内山幸樹代表取締役社長CEO、本社東京都千代田区)のグループ会社である(株)ホットリンクコンサルティング(成瀬功一郎代表取締役社長、本社東京都千代田区)は、ソーシャルリスニングツール「クチコミ@係長」を使って、各コンビニエンスストア(以下コンビニ)が展開するコーヒーの口コミ調査を行った。

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 その結果、セブンイレブンは金額に対する品質の良さ、ローソンはグッズのかわいさ、ファミマは無料トッピングが評価されている事が分かった。
 その安さと本格的な味わいから、缶コーヒーやカフェチェーンの需要を代替しつつある“コンビニコーヒー”は、セブンイレブンが2013年1月にサービスを開始したセブンカフェの登場により、一気に普及した。2012年1月から現在までのツイート数の時系列推移を確認すると、2013年4月頃からツイート数が増加傾向にあり、その大部分はセブンイレブンのセブンカフェに関する言及であることがわかった。

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コンビニコーヒーに関するツイート数の時系列推移

 コンビニ毎に異なる評価ポイントを、2014年2月20日から2014年5月20日までのコンビニコーヒーに関する言及を大手コンビニチェーン5社別に集計すると、セブンイレブンは過半数の56%、ローソンは26%、ファミリーマートは14%、サークルKサンクスは2%、ミニストップは1%となった。

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コンビニチェーンごとの言及割合

 クチコミ比率の上位3社について投稿者の属性を比較すると、各社共に男性及び30代以下が多数である一方、ローソンは女性及び20歳未満の比率が他社と比較して高いという特徴がみられた。

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コンビニチェーンごとの投稿者属性 - 性別

また、クチコミ比率の上位3社について具体的な言及内容を調べてみると、3社に共通なのは「美味しい」ことでした。価格の安さだけではなく、味も十分美味しいことが、コンビニコーヒーがここまで浸透した理由だと考えられる。
 これらの事からセブンカフェ(セブンイレブン)については、特に20~30代男性から「安くて美味しい」、マチカフェ(ローソン)については若い女性から「宇治抹茶ラテの味が奥深い」、「キャンペーングッズがかわいい」、ファミマカフェ(ファミリーマート)についてはセブンカフェと同じく20~30代男性から「これまではインスタントだったが、ドイツ製マシンが導入されて味が良くなった」、「Sサイズがワンコイン(100円)で購入ができるようになり嬉しい」などが主に評価されていることが分かる。

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コンビニチェーンごとの投稿者属性 - 年代

 さらに各コンビニコーヒー特有に口コミされている内容の違いを分析したところ、セブンカフェ(セブンイレブン)については「豆を挽いている時の香りがいい」「消費増税後も価格据え置きなのが嬉しい」、マチカフェ(ローソン)については「季節のカップが可愛い」、ファミマカフェ(ファミリーマート)については「キャラメルソースやシロップ、シナモンフレーバーなど、様々なトッピングが無料でできるのが嬉しい」なども評価されていることが分かった。

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コンビニチェーンごとの言及内容

 コンビニコーヒーは、単に価格の安さだけで評価されているわけではなく、期待以上の本格的な味わいや香り、付加価値が生活者に支持され普及した。
 この件に関するお問い合わせ先は(株)ホットリンク広報•IR室〈東京都千代田区四番町6番東急番町ビル〉まで(電話03-5745-3903)。


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