2016.12.31(土

お正月準備〜鏡餅を飾る意味〜
柏市の子どもルームに出張食育レッスン
一般社団法人日本キッズ食育協会

(社)日本キッズ食育協会(千葉県柏市、榊原理加代表理事)は、年末に学童子どもルームへの出張食育レッスンを各地で開催した。そのうちの柏市の子どもルームでは、鏡餅の食育イベントのご依頼でした。鏡餅は12月28日に飾り、1月11日まで飾ると良いとされているが、餅つきや鏡餅を作る機会が減っている子どもたちに「1年を無事に過ごせたことを神様に感謝しつつ、翌年も家族が健康で幸せであることを祈りながら、お供えした餅を家族で食べる日本の文化を知って欲しい」と述べた。

 普段は在籍はしているものの、子どもルームにあまり顔をださない子どもたちも楽しみにきてくれた。総勢60名以上の子どもたちのの大イベントとなった。「そもそも鏡餅とは…?」。新年になると「年神様」を家にお迎えして、もてなし、お見送りするのだが、お迎えした年神様の居場所が鏡餅である。
 神棚があればそちらへ飾るのが良いが、家族が集まっているところやトイレにも、台所にもそれぞれの神様がくるとも言われているので、それぞれにおいてもいいそうだ。
 
<鏡餅を飾る日>
 鏡餅を飾る日は12月28日がいいと言われている。8を漢字で書くと「八」末広がりであるためだ。29日は日本では「九」が苦しむにつながるので避けたほうがいいと言われているが、最近では29を「福」と読み替え、この日に飾る地域もあるようだ。
<鏡開き>
 1月11日の鏡開きは、家族みんなで鏡餅をいただくことで神様からの恩恵を受ける、無病息災を祈るとされている。刃物で切るのは切腹を連想させるので木槌などでうち、開くという言葉が使われている。
<鏡餅の飾りの意味>
・橙(だいだい)*上に乗せるみかんのこと。大きく身が実っても木から落ちないで代々(だいだい)家が栄えるようにと願いが込められている。
・御幣(ごへい)四方に手を大きく広げ反映するようにと願いが込められている。紅白の赤い色には魔除けの意味もある。
・四方紅(しほうべに)*お供え物をのせる色紙
四方を「紅」で囲むことによって「天地四方」を拝し、災いを払って一年の繁栄を祈願している。
〈手作り鏡餅〉
最近はホームベーカリーでも簡単にお餅をついてくれたり、思っている以上に簡単にできる。開催させて頂いた子どもルームでの手作りお餅つきは、餅つき機で一時間かからずに、もち米から蒸してつきたてのお餅が完成した。お餅つきの経験も子どもたちが素敵な日本の行事を知るとっても素敵な機会であった。折角ですから鏡餅の意味も合わせて伝えて行けたらと思っている。
 とは言え、子どもルームでは口に入る食べ物を扱うイベントは許可が下りないので開催することができない。鏡餅は飾り用限定とさせていただき、上のだいだいは折り紙で全員が作り、手先のトレーニングとした。
 日本キッズ食育協会のキッズ食育トレーナーは、ご依頼主さまのご要望と、開催場所の事情と、対象者のニーズに合わせて、出張食育イベントの企画をしている。

 2017年も子どもたちに積極的に食育を提供していく。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 この子どもの食育イベントに関するお問い合わせは(社)日本キッズ食育協会 (担当)榊原理加まで(電話/FAX04-7132-6668 )。
info@kids-shokuiku.jp
HP:http://kids-shokuiku.jp
 日本初の子どものための食育スクール青空キッチンは2014年スタート、2015年5月一般社団法人設立、同月キッズ食育トレーナー認定講座スタート。
青空キッチンHP: http://aozora-kitchen.com
キッズ食育キット  http://aozora-kitchen.com/store/