2017.04.28(金)

現役ノケジョ(農業系女子大生)が初企画
「規格外野菜を使った食品の開発」をネットで開始
廃棄野菜が現代人の野菜不足を救う野菜ピューレ開発

 名古屋大学の現役ノケジョ(農業系女子)が初の企画「規格外野菜の廃棄問題と現代人の野菜不足をつなぐ、 野菜ピューレの商品化」をインターネットサービス「食の物語をまるごと味わうサイト-Kodawarin- 」(URL: https://kodawarin.shop)で開始した。
 この企画は市場流通に乗ることのできない規格外野菜を紹介しながらピューレになる過程を紹介しながら、 応援者と一緒に調理しやすい野菜ピューレとレシピを開発する企画。5月31日までの期間限定募集のところ、締め切りよりも1か月以上はく目標の応援者数を超えた。募集締め切り後には応援者の意見を参考に野菜ピューレがに商品化され、応援者には実際のピューレが6~7月頃に届けられる。

野菜を巡る2つの問題と矛盾
 同プロジェクトでは、 日本における全野菜生産量の40%にもなるともいわれる規格外野菜の廃棄問題に注目し、規格外野菜でも美味しく味わえる方法として野菜ピューレの商品化とレシピ開発に挑む。
 

※規格外野菜は大きく2種類
1 味も見た目も全く劣らないのに市場の出荷調整のために買い取られないもの
2 味は変わらないが自然現象による傷、変形があるもの 野菜ピューレとレシピの特徴
 

ブロッコリーの脇芽:鮮度が低くなるとすぐに固くなりすぎるため一般の流通では出回らない。 当企画では収穫した当日にピューレに加工することで廃棄を
野菜ピューレとレシピの特徴
極めて無農薬に近い栽培の規格外野菜で、無添加・無着色、調味料も一切不使用。
調理時間が5分以内のレシピが豊富なほか、ヨーグルトや出来合いのお惣菜などにも万能。
冷凍の一口大ピューレで10か月以上長持ち。使いたい時に必要な分だけ使用可能。
予めすりつぶしてあるので咀嚼の弱い方や胃腸の弱い方も手軽に野菜を摂取。
 

左から、 人参100%のピューレ・じゃが芋100%のピューレ・トマト100%のピューレ・ブロッコリー100%のピューレ
 

ヨーグルトに野菜ピューレを入れて時間のない朝も手軽に野菜摂取
 

5分で完成する鯖のトマト煮
 

〈「食の物語をまるごと味わうサイト-Kodawarin-」について〉
 

( 左) 川西智子 K’ sworks ( 右) 柘植千佳 Kodawarin サイト運営者
 
 このサイトは名古屋大学農学部の現役女子大生、いわゆる「ノケジョ」の柘植千佳が一年以上休学して農業をはじめとする食の現場を巡ったことをきっかけに起業したサイトだ。「食卓に感動と温もりを」をコンセプトにし、こだわりある食とその背景を楽しみながら食の作り手を応援するコミュニティーの場を提供する。
 今回の開発を手掛けるのは数十年以上、大手企業にレシピ提供を行っているフードコーディネーター川西智子(K’ s works 代表)。2年前に一人暮らしの弟を「食生活の偏り」を原因に亡くしたことからこの野菜ピューレの開発を始めた。
詳細はKodawarin のHPをご覧ください(URL: https://kodawarin.shop)。
 
 この件のお問い合わせ先はLawin(株)(URL: https://lawin.co.jp 所在地愛知県愛知郡東郷町御岳2−1−1)担当:柘植千佳まで(Mail: info@kodawarin.shop 携帯090-3557-0773)。